その地は震い、かつもだえ苦しむ、 主がその思い図ることをバビロンにおこない、 バビロンの地を、住む人なき荒れ地とされるからだ。
その町々は荒れて、 かわいた地となり、砂原となり、 住む人のない地となる。 人の子はひとりとしてそこを過ぎることはない。
「彼らの馬のいななきはダンから聞えてくる。 彼らの強い馬の声によって全地は震う。 彼らは来て、この地と、ここにあるすべてのもの、 町と、そのうちに住む者とを食い滅ぼす。
これがために地は震わないであろうか。 地に住む者はみな嘆かないであろうか。 地はみなナイル川のようにわきあがり、 エジプトのナイル川のようにみなぎって、 また沈まないであろうか」。
それゆえ、バビロンに対して主が立てた計りごとと、カルデヤびとの地に対してしようとする事を聞くがよい。彼らの群れのうちの小さい者は、かならず引かれて行く。彼らのおりのものも必ずその終りを見て恐れる。
主の怒りによって、ここに住む者はなく、 完全に荒れ地となる。 バビロンのかたわらを通る者は、 みなその傷を見て驚き、かつあざ笑う。
しかし主はまことの神である。 生きた神であり、永遠の王である。 その怒りによって地は震いうごき、 万国はその憤りに当ることができない。
彼は力強い声で叫んで言った、「倒れた、大いなるバビロンは倒れた。そして、それは悪魔の住む所、あらゆる汚れた霊の巣くつ、また、あらゆる汚れた憎むべき鳥の巣くつとなった。
地は彼らの前におののき、天はふるい、 日も月も暗くなり、星はその光を失う。
バビロンの王はそのうわさを聞いて、 その手は弱り、子を産む女に臨むような 痛みと苦しみに迫られた。
あなたを見る者はつくづくあなたを見、 あなたに目をとめて言う、 『この人は地を震わせ、国々を動かし、
占い師の上につるぎが臨み、彼らは愚か者となる。 その勇士の上につるぎが臨み、彼らは滅ぼされる。
バビロンが取られたとの声によって地は震い、その叫びは国々のうちに聞える」。
主は言われる、 人がおまえから石を取って、隅の石とすることなく、 また礎とすることもない。 おまえはいつまでも荒れ地となっている。
国々の民を集めてそれを攻め、メ デアびとの王たちと、 そのおさたち、つかさたち、 およびすべての領地の人々を集めてこれを攻めよ。
地は酔いどれのようによろめき、 仮小屋のようにゆり動く。 そのとがはその上に重く、 ついに倒れて再び起きあがることはない。
バビロンは荒塚となり、山犬のすまいとなり、 驚きとなり、笑いとなり、 住む人のない所となる。